ワコム タブレットサービス シッター Ver. 1.3

最終更新日 2015年3月15日

説明

このツールはワコム製Cintiq 27QHDを使用しているとサービス(ドライバー)や必要なプロセスが異常終了することがあり、ペンやリモコンなどが使えなくなるという不具合を回避する為のものです。

現時点(2015/03/04)で絵を描いているとペンが効かなくなることがたまにあるのですが、この状態から回復するにはペンを画面から遠ざけることで再度認識することもあれば、前述のようにサービスやプロセスが異常終了した場合、一度サインオフしてからサインインするか、スクリプトなどでサービスを再起動する必要があります。

現状では絵を描いている時にこの問題が発生するとペンを画面から遠ざけることを何度か試した後、サービス再起動をするという流れになります。せっかく楽しく絵を描いている時にこれでは集中が途切れてしまいます。

そこで、このツールはサービスやプロセスを監視し、異常終了を検知した場合に自動的に再起動するという動作をします。私の環境では異常終了検知から再起動まで通常は1秒程度しか掛からないので、殆どの場合、この問題に気づくことなく集中して絵を描くことができるようになりました。

動作環境

Windows 8.1ではそのまま動作します。Windows 8.0、7、Vistaでは.Net Framework 4.5.1がインストールされている必要があります。.Net Framework 4.5.1は以下のサイトからダウンロードできます。

Microsoft .Net Framework 4.5.1 Webインストーラー

Microsoft .Net Framework 4.5.1 オフラインインストーラー

動作確認デバイス

現在(2015/3/14)、以下のワコムデバイスでの動作を確認しています。他のワコム製品で動作確認した方は、ご報告いただければ幸いです。

インストール方法

以下のzipファイルをダウンロードして好きな場所に展開します。

WacomServiceSitter20150315.zip

実行方法

ダウンロードしたツールはexeファイルなので実行がブロックされている場合があります。その場合はインストールした場所にあるWacomServiceSitter.exeを右クリックし「プロパティ」を選択してプロパティを開き、「ブロックの解除」を選択してください。

このツールはワコムのサービス(ドライバー)を自動的に再起動する為に管理者権限で実行する必要があります。インストールした場所にあるWacomServiceSitter.exeを右クリックして「管理者として実行」を選択して実行してください。

ツール画面説明

初期設定でこのツールを起動させると、下の画面のようにタスクバーの通知領域にアイコンと通知バルーンが表示され、サービス監視を開始します。

監視しているサービスやプロセスの異常終了を検知すると、以下の画面のように再起動通知バルーンが表示されます。

タスクバー通知領域のアイコンを右クリックしてメニュー表示することができます。また、アイコンをクリックすることでメインウィンドウを表示することができます。

メインウィンドウは以下の画像のように、サービス稼働状況の履歴を確認できる他、各種操作ができるようになっています。メインウィンドウを最小化すると通知領域アイコンのみの表示になります。クローズボタンを押すとツール自体が終了することに注意してください。

設定画面では以下の項目を設定できます。

ツールの動作について

このツールは実行ファイルと同じ場所にあるSettings.xmlファイルで指定されているサービス名と複数のプロセス名を監視するようになっています。

バグ報告

質問やバグ報告がありましたら、@higenekoartか「kotoizu●hotmail.com(●を@にしてください)」にご連絡ください。

免責

私個人でできるかぎりの動作確認やテストなどをしていますが、このツールを使ったなんかしらの損害や損失が万が一発生した場合、当方では一切の責任を負うことができませんので、予めご了承ください。

更新履歴

2015/03/15  Ver. 1.3.50315.2

2015/03/14  Ver. 1.2.50314.0

2015/03/12  Ver. 1.0.1.3

2015/03/04  Ver. 1.0.0.1

2015/03/03  Ver. 1.0.0.0